4月|ときめきの花びら|哲学犬

哲学犬の詩

ひらひらと、桃色の手紙が届く。
まだ冬の匂いが残る風に乗って、
それはボクの鼻先に、そっと触れては消えていく。
見上げれば、青く霞む空。
遠くの山は、何も言わずにそこにある。
「きみたちは、どこから来て、どこへ行くの?」
問いは返らない。
ただ、背中に降りる光だけが、静かに残った。
ボクは、しばらく動けずにいた。

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「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」
              *** ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン ***

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